HUAWEI FreeBuds 7iはHUAWEIから2025年10月に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。
進化したノイズキャンリング機能が搭載され、機能性が魅力のモデルに仕上がっています。
今回は、HUAWEI FreeBuds 7iを発売前にご提供いただき、数週間使い込んだ感想をお届けします。
音質、装着感、操作性、機能性などの実際の使い勝手や、HUAWEI FreeBuds 7iのメリット・デメリットが気になる方はぜひチェックしてみてください。

HUAWEI FreeBuds 7iの概要
HUAWEI FreeBuds 7iは2025年10月24日に発売されたHUAWEIの完全ワイヤレスイヤホンです。
価格を抑えつつ、音質と機能性にこだわって設計されている点が特徴で、LDACなどの高音質コーデックにしっかり対応。
ノイズキャンセリングは最大55dBと強力で、外音取り込みや空間オーディオ機能も搭載されています。
価格は12,980円で、Amazonや各種量販店などで販売されています。

HUAWEI FreeBuds 7iの外観

まずはHUAWEI FreeBuds 7iの外観、デザインからチェックしていきましょう。
今回レビューしているのはHUAWEI FreeBuds 7iのピンク。他にホワイトとブラックがあります。
HUAWEI FreeBuds 7iのケースは円形で、かなり可愛らしい見た目です。変にデザインが施されているわけでも無いので、非常にシンプル。

表面は光沢仕上げとなっており、指紋などは目立ちやすいと感じました。

イヤホン本体の外観はこんな感じ。
AirPodsなどのようにスティックがついたタイプです。カナル型なこともあり、全体的な見た目もAirPods Proに近いですね。
イヤホン本体も光沢仕上げの樹脂素材で、ケース同様にシンプルさと可愛らしさが感じられるデザインとなっています。
デザイン自体は可もなく不可もなくという感じで、高級感があるわけではないですが、安っぽくもありません。
HUAWEI FreeBuds 7iのサイズ感

続いてHUAWEI FreeBuds 7iのサイズ感を見ていきましょう。
ケースのサイズは他社のワイヤレスイヤホンと比べても標準的で、特に大きすぎると感じることはありません。
むしろ、丸い形状や、比較的平たいことも踏まえると、バッグの中で邪魔になりにくく、携帯性は優れていると言えます。

イヤホン収納状態のケースの重量は48gでした。普通に軽いですね。

また、イヤホン自体の重量は片耳5.6g。これは標準的なレベルです。
全体的に見れば、HUAWEI FreeBuds 7iは軽量で持ち運びやすいサイズ感のイヤホンだと言えるでしょう。
HUAWEI FreeBuds 7iの装着感

続いてHUAWEI FreeBuds 7iの装着感を紹介していきます。
HUAWEI FreeBuds 7iはイヤーチップが付いていて耳に密着するカナル型イヤホンです。

実際に装着してみても耳への密着感は強め。カナル型であることに加えて、耳の穴にフィットしやすい形状になっていることが要因でしょう。

また、イヤーチップは本体に付いているものも含め、全部で4サイズ付属してきます。ユーザーの耳のサイズに合ったものが選びやすい点は魅力ですね。
装着した状態で運動をしても落ちにくいと思うので、ランニングなどをしながら使いたい方にもおすすめです。
HUAWEI FreeBuds 7iの音質

肝心の音質についてですが、個人的にはHUAWEI FreeBuds 7iの音質は1万円台のイヤホンとしては平均的なレベルだと感じました。
悪くはないですが、特別いい訳でもない。
中音域は普通に聞こえますが、低音は若干スカスカしていて、高音は逆にシャカシャカ気味で耳に刺さる感じです。

加えて全体的に音が遠くに聞こえる印象があります。上手く表現できないんですが、他社のイヤホンとは違って若干クセがある気がする。
屋外ライブとかみたいな感覚に近いかもしれません。解像感が若干落ちて、音が遠くて、シャカシャカしてる感じ。
製品ページにも音質に関する記述が少ないことからも、音質重視のイヤホンではないと思われるので、その点は理解して選ぶことをおすすめします。
HUAWEI FreeBuds 7iのノイズキャンセリング・外音取り込み機能

HUAWEI FreeBuds 7iは、ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの機能にもしっかり対応しています。
ノイズキャンセリングはインテリジェント・ダイナミック ANC4.0という技術が用いられており、最大55dB、平均して28dBのノイズカットに対応しているとのこと。
実際に使ってみても1万円台としては十分な性能だと感じました。音楽を再生しながらであればカフェでの作業も快適にできます。
2万円台くらいのイヤホンと同等くらいのノイキャン性能だと感じたので、HUAWEI FreeBuds 7iのノイズキャンセリング機能は十分優秀と言えるでしょう。

また、外音取り込み機能も結構優秀。
マイクで拾ってる感は多少ありますが、割と自然に環境音が聞こえ、会話も快適にできました。
1万円台のイヤホンで、ノイズキャンセリング、外音取り込みなどの機能性を重視する方にはHUAWEI FreeBuds 7iはかなりおすすめです。
HUAWEI FreeBuds 7iの操作性

HUAWEI FreeBuds 7iは本体のタップによる操作に対応しています。
タップはスピーカーがある部分だけでなくスティック部分も対応しており、反応感度も抜群。
誤反応や、タップしても反応しないといったことが無いので、操作性はかなりいいです。1万円台のイヤホンはタップ感度が微妙なことも多いため、これは嬉しいポイント。

また、割り当てられる機能も充実しており、一時停止・再生や曲送り・曲戻し、ノイズキャンセリングなどの機能切り替えはもちろん対応しています。
タップの回数(2、3回)、長押しなどで左右それぞれ割り当て可能なので、かなり自分好みの操作性にカスタマイズできます。

また、嬉しいのがスティック部分のスワイプで音量調整が可能なこと。AirPods Proでできるアレですね。
比較的低価格のイヤホンでスワイプ操作に対応しているモデルは少ないので、この点はHUAWEI FreeBuds 7iの大きなメリットと言えるでしょう。
HUAWEI FreeBuds 7iを使って分かったメリット・デメリット
それでは、HUAWEI FreeBuds 7iの実際に使って感じたメリット・デメリットで、レビューをまとめていきましょう。
HUAWEI FreeBuds 7iのメリット

HUAWEI FreeBuds 7iを実際に使って分かったメリットは以下の5つ。
- コロンとした可愛いケース
- 耳にフィットする装着感
- ノイズキャンセリング・外音取り込みなどの機能が優秀
- 操作性、操作のカスタマイズ性が優秀
- 価格が安め
約1.2万円という価格に良い意味で見合っていないのは、ノイキャンなどの機能と操作性の2つです。
ノイズキャンセリングや外音取り込みは、1万円台のイヤホンとしてはトップクラスと言っていい性能だと感じました。
また、快適な操作性やカスタマイズ性も使いやすさに直結する部分で、HUAWEI FreeBuds 7iの大きなメリットです。
音質というよりは、機能性を重視する方にとってHUAWEI FreeBuds 7iはおすすめと言えるでしょう。
HUAWEI FreeBuds 7iのデメリット
続いてHUAWEI FreeBuds 7iのデメリットだと感じたポイントを紹介します。
- 音質はクセあり
- ケースにイヤホンを入れにくい&出しにくい
- Android用アプリのダウンロードはAPKが必要
大きなデメリットはやはり音質。結構クセがあって、微妙だと感じる方も多いと思うので、音質重視の方は特に注意しましょう。
2つ目の本体を入れにくい、そして出しにくいという点は実際に使わないと見えてこないポイントです。

HUAWEI FreeBuds 7iを使い終わってケースに入れる際、このように耳から取り出したそのままの向きからクルッと回転させて入れる必要があります。
地味ではあるんですが、取り出してそのままスムーズに入れられないので、若干ストレスを感じました。
逆に取り出すときは、本体がツルツルしすぎていて指が滑りやすく、指でつまみにくいです。
Shinoハンドクリームを使ったときはほんとに取り出せなかった。
また、HUAWEI FreeBuds 7iに限らず、HUAWEIのイヤホンをAndroidスマホで使う際は専用アプリがGoogleストアで配信されていないので注意が必要です。
公式サイトからAPKをダウンロードするという手順が必要で、これも地味に手間なので、デメリットだと言えるでしょう。
HUAWEI FreeBuds 7iは機能性重視の方におすすめ
本記事ではHUAWEI FreeBuds 7iの実機レビューをお届けしました。
全体的な評価としてはとにかく機能性重視のイヤホンという感じで、ノイズキャンセリングや外音取り込み、操作性などを重視する方にはかなりおすすめです。
本文中では詳しく触れていないものの、着脱検知やマルチポイント接続などの機能もただ対応するだけでなく、2万円台以上の製品と同等の快適さがありました。
一方、音質にはクセがあり、満足できない方も少なくないと感じたので、音質重視の方は別の製品の購入をおすすめします。
とはいえ、約1.2万円のワイヤレスイヤホンとしては全体的な完成度は十分高いため、気になる方は販売ページなどをぜひチェックしてみてください。



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